Google ColabでFlask環境を構築し、Webアプリケーションを公開する方法
Google Colab上でFlaskアプリケーションを構築し、serve_kernel_port_as_window
と serve_kernel_port_as_iframe
関数を使ってアプリケーションを公開する方法を紹介します。
Flaskのインストール
まずはFlaskをインストールします。FlaskはPythonで書かれた軽量なWebアプリケーションフレームワークで、シンプルながら強力な機能を提供します。
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Flaskアプリケーションの定義
Flaskを使って基本的なWebアプリケーションを定義します。以下のコードは、ルートURL(/
)にアクセスした際に “Hello, World!” と表示するアプリケーションです。
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アプリケーションの起動
アプリケーションを起動するには、特定のポートでFlaskアプリケーションを実行します。Colabでは、アプリケーションを別のスレッドで起動するのが一般的です。
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アプリケーションの公開
Colabでは、serve_kernel_port_as_window
と serve_kernel_port_as_iframe
関数を使って、特定のポートで実行されているアプリケーションを公開できます。
serve_kernel_port_as_window
:- 新しいブラウザウィンドウ(またはタブ)でアプリケーションを表示します。主に、ユーザーが直接インタラクションを必要とするアプリケーションに適しています。
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serve_kernel_port_as_iframe
:- 現在のColabノートブックのiframe内でアプリケーションを表示します。ノートブック内で直接結果を表示したい場合に便利です。
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注意点
serve_kernel_port_as_iframe
とserve_kernel_port_as_window
を同時に使用することも可能ですが、通常はどちらか一方で十分です。- Colab環境でポートを公開する際は、セキュリティ面での懸念を考慮し、公開する内容に注意してください。
この方法を利用すれば、Google Colabを使って手軽にFlaskアプリケーションの開発とテストを行い、その結果をリアルタイムで確認するができます。開発プロセスの迅速化や、教育目的でのデモンストレーションにも非常に有効です。