【Elixir】LiveView の render が発火しない時の対処方法

Elixir LiveView の render が発火しないという現象が発生してちょっと泣きを見たのでメモ。
render で使用するテンプレートの切り替えを行っていたのですが発火してくれなくて画面が更新されなくて数時間奮闘するハメに…

確認環境

• Elixir 1.14.2
• Phoenix 1.6.3

render のイベント発火タイミング

ここに記載があります。
Phoniex LiveView#Life-cycle

• 初期ロード: mount/2 関数が呼ばれた後、最初のHTMLが生成される。
• assigns 変更: assigns のデータが変更された場合。
• handle_event/3: イベントハンドラが呼ばれた後。
• send_update/2: 明示的に更新を要求する場合。

今回、僕がハマったのは assigns を変更したのにイベントが発火しませんでした。

問題のコード

問題が発生したのは下記のコードです。
下記のコードは assigns の中の :id のデータを消すためのコードです。

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  @impl true
  def handle_event("delete", _params, socket) do
    {
      :noreply,
      %{socket | assigns: Map.delete(socket.assigns, :id)}
    }
  end

原因

assigns のデータの削除だけでは render が発火しない模様です。
更新や登録では発火するのを確認しました。

対処方法

対処方法自体は簡単です。
適当なダミーデータを入れることより render の強制発火ができます。
これにより画面の更新が行われます。

  @impl true
  def handle_event("delete", _params, socket) do
    # 適当なダミーデータを入れて強制的に `render` を発火させる
    socket = socket.assign(socket, :dummy, System.system_time(:millisecond))}
    {
      :noreply,
      %{socket | assigns: Map.delete(socket.assigns, :id)}
    }
  end