管理者権限なしで Git をインストールして VSCode で使う最短手順【Scoop 利用・Windows】
ソフトウェアのインストールに 管理者権限が使えないことがあります。
そんな環境でも問題なく Git を導入できるのが Scoop(ユーザー権限で動作するパッケージマネージャー) です。
本記事では、管理者権限なしでできる Scoop のセットアップ → Git のインストール → VSCode で利用可能にする手順 を最短距離で解説します。
管理者権限なしで Scoop をインストールする
Scoop は 管理者権限を一切使わずにインストールできる 点が大きな特徴です。
まずは通常権限の PowerShell を起動し、以下を実行します。
| |
成功すると、Scoop はユーザー領域に次のように展開されます:
この仕組みにより、管理者権限が不要のままツールを管理できます。
Scoop を使って Git をインストールする(管理者権限不要)
Scoop の利点は、Git などの開発ツールも 管理者権限なしで追加できることです。
| |
確認:
| |
問題なくバージョンが表示されればセットアップ完了です。
PATH の設定も Scoop が自動で行うため、追加作業は不要です。
VSCode のデフォルトターミナルを Gitbash に設定する
権限に関係なく、VSCode 側で PowerShell を使う設定を行えば、Scoop 版 Git をそのまま利用できます。
方法 A:GUI で変更する方法(手軽)
- VSCode → Ctrl + Shift + P
Terminal: Select Default Profile- PowerShell を選択
Scoop 版 Git は PATH に追加されているため、VSCode でもすぐに使えます。
方法 B:settings.json で固定する方法(明示的)
| |
VSCode の統合ターミナルが PowerShell に固定され、Git の利用環境が安定します。
最短手順まとめ(コピペ用)
| |
VSCode → Terminal: Select Default Profile → Git Bash を選択すれば、Scoop 版 Git を VSCode で利用できます。